この記事は、 Picking a Decentralized Storage System を自分用に翻訳したものを 許可を得て 公開するものである。
ソース中にコメントの形で原文を残している。 内容が理解できる程度のざっくりした翻訳であり誤字や誤訳などが多いので、気になったら Pull requestだ!
この記事はBlockchain train journalのパート2です、こちらから読み始めましょう: まだ間に合うブロックチェーン【翻訳】
はじめに読むもの
非中央集権型ストレージについて学ぶのに役に立った記事です:
- Decentralized Storage: The Backbone of the Third Web
- HTTP is obsolete. It’s time for the distributed, permanent web
- What is the difference between Swarm and IPFS?
非中央集権型ストレージシステムを比較する
非中央集権型ブログページには何らかの非中央集権型ホスティングが必要です。 ゼロから作るのはひじょうに多くの作業を必要とし、ブロックチェーン列車の脱線を招くでしょう。
すでにあるものを見ていきましょう。
ちょっと調べたところ以下のような物たちを見つけました:
- Storj
- SIA
- MaidSafe
- IPFS
- ZeroNet
- Ethereum Swarm
- BigchainDB
- 忘れてるものがありますか?私に教えてください。
私にはまだこれらのテクノロジーを比較する資格はありません(列車に飛び乗ろうとしているところです!)が、いくらかの観測を付け加えておきます:
Storj
ホームページより:
ブロックチェーンベースで、end-to-end暗号化がされた、分散オブジェクトストレージです。あなただけがデータにアクセスできます。
これはコンテンツを公開するブログにとって便利だとは思えません。
Storjは素晴らしいプロダクトだと思います。 Resilio Syncにちょっとだけ似ていますが、ネットワークからディスクスペースを購入、レンタルするマーケットプレイスのためのブロックチェーンがあります。
SIA
SIAはStorjと同じようなDropboxキラーです。
MaidSafe
StorjやSIAがデータを保存する高速で安価な方法を提供するように、Mindsafeも恐ろしく安全なネットワークを提供します。 クラウドプロバイダ、政府、ハッカーは信用できないというのがそのビデオのメッセージです。 面白い名前に反して、上の2つと同じようなサービスです。
IPFS
一方、これは違います。
最初の3つのサービスはincentive platforms
、つまりマーケットプレイスをサポートするための暗号通貨があります。
IPFSもFileCoinというものがありますが、それはIPFSとはっきり分かれており、IPFSはより分散ストレージプロトコルのようです。
IPFSはinterplanetary file system
の略ですが、IPFSがホームページからオリジナルの名前を隠しています。
面白くて奇妙なビジネスです!
ホームページによると:
IPFSは分散Web
Webを高速、安全、オープンにするpeer-to-peerのハイパーメディアプロトコルです。
IPFSは私達のプロジェクトに適した選択肢のようです。
ZeroNet
ZeroNetはホームページに安っぽいビデオがないため、私は実際に読む必要がありました。 しかし、プレゼンテーションは他の4つのビデオより100倍素晴らしいものでした: ZeroNet preso
また、他のものと比べてビジネス感が少なく、より理想的なオープンソースの精神を持っているようでした。
ホームページによると:
BitcoinクリプトグラフィとBitTorrentネットワークを使った、オープン、フリーで、検閲されないウェブサイト
Oh, oh,まさに我々がやろうとしていることではないですか! 競争相手だ! コードを見てみましょう。 何か学びがあるかもしれません。
Ethereum Swarm
ブロックチェーンデベロッパになる旅のなかで、かならずEthereumに触れることになるでしょう。 将来のエピソードで扱います。 しかしSwarmという名の非中央集権型ファイルストレージシステムについてはここで検討する必要があります。
このプロジェクトのソースコードを見つけるのに手間取りましたが、ここにあります!
ドキュメンテーションによると:
Swarmは分散ストレージプラットフォーム、コンテンツ分散サービスであり、ethereum web 3スタックのネイティブレイヤサービスです。 Swarmの第一の目的は十分に非中央集権化、冗長化されたEthereumパブリックレコードのストアを提供すること、特にDappのコードやブロックチェーンデータを保存、分散することです。
SwarmはEthereumのスマートコントラクトにより動くインセンティブプラットフォームなので、私達の用途には最適ではないでしょう。 ここでは行動を控えます。 コインを追加したい!
BigchainDB
サイトによると:
BigchainDBは分散ストレージ、処理、コミュニケーションビルディングブロックを補完します。 上位レベルの分散コンピューティングプラットフォームやアプリケーション、アイデンティティ、金融資産、知的財産権、サイドチェーンなどのプロトコルと並行して使用できます。 BigchainDBは非中央集権スタックのギャップを埋めるものです。
これは素晴らしいソリューションで、ちょっと眉唾ものでさえあります。 これは非中央集権型ストレージというだけでなく、完全なデータベースです。
MongoDBの上に構築され、非中央集権化されており、データはイミュータブルで、中央権限はありません。
現在の私達のプロジェクトにはいささかオーバーキルでしょうし、見守ることにしましょう。
非中央集権型ストレージシステムの勝者
OK, 正直に言うと、私はすでにこの中から1つ選んでいます :-)
勝者はIPFSです! Yay!
準優勝は、また後で扱うかもしれません: BigchainDB!
振り返ってみてもIPFSは良い選択肢に思えます: すべての競合はこのプロジェクトの文脈で「欠点」を持っています。 消去法を適用すると、IPFSだけが残ります。
非常に科学的なアプローチでIPFSを選択したので、それが私達にとって有益であることを願いましょう。