実に1ヶ月ぶりの投稿になる。
今回はipfs mount
というコマンドを試してみたのだが、あまり便利には思えなかった。
ipfs mount
このコマンドは、IPFSをあたかも普通のファイルシステムのようにアクセスできるようにするものだ。 実際やってみたほうがわかりやすいと思う。
以下デーモンはすでに実行中だとする。
指定したディレクトリ(デフォルトでは/ipfs
と/ipns
)をマウントポイントとしてipfs mount
する。
$ sudo mkdir /ipfs /ipns
$ sudo chown `whoami` /ipfs /ipns
$ ipfs mount
IPFS mounted at: /ipfs
IPNS mounted at: /ipns
すると通常のファイルやディレクトリのようにcat
やls
が使えるようになる。
$ ls /ipfs/QmS4ustL54uo8FzR9455qaxZwuMiUhyvMcX9Ba8nUH4uVv/
about contact help ping quick-start readme security-notes
$ cat /ipfs/QmS4ustL54uo8FzR9455qaxZwuMiUhyvMcX9Ba8nUH4uVv/about
IPFS -- Inter-Planetary File system
IPFS is a global, versioned, peer-to-peer filesystem. It combines good ideas
from Git, BitTorrent, Kademlia, SFS, and the Web. It is like a single bit-
torrent swarm, exchanging git objects. IPFS provides an interface as simple
as the HTTP web, but with permanence built in. You can also mount the world
at /ipfs.
<--後略-->
ただし読み込み専用なので注意。 たぶんデーモンが終了した時点でマウントも解除される。
デーモンが動いているなら普通にローカルゲートウェイやipfs ls
などのコマンドを使ったほうが良さそうな気もする。
自分は若干のタイプ数の減少以上の活用法を見いだせなかった。