経緯
大量の記事とテンプレートのおかげで、最近サイトの生成が遅くなっていた。 その遅さが編集に差し障るレベルになりつつあったので、そろそろJekyllからHugoに移行したかった。 しかし大量のテンプレートが埋め込まれ、拡張を重ねた本ブログの移行作業は簡単ではない。 ディレクトリ構造を維持したままの移行にかかる労力など想像もできない。 というわけで非常に遅いJekyllをだましだまし使っていこうかと考えていた。
それとは別に、github.io ではない独自ドメインがほしいと前から考えていた。 github.io もドメインを見るだけで個人サイトだとわかるという利点があるが、 独自ドメインも……その……なんだか色々役に立ちそうだ (曖昧)。 kotet.jp なんか短くて良いかもしれない、そう思ってこの間ドメインを探してみた。 驚くべきことに kotet.jp はまだ使われていなかった。 これは取得しないわけにはいかない。
kotet.github.io は割と複数の場所からリンクされており、
ドメインを変更するということはそれがすべて古くなるということだ。
検索エンジンの混乱も起こるだろう。
できれば移行作業はURL構造を維持しつつ、過去のURLはリダイレクトして……などとしたいが、
Github Pages でそれを行うのは大変そうだ。
こうしている間にもページ数は増えていき、移行の手間とダメージも増えていく。
ドメインはできるだけ変えないほうが良く、変えるなら初期に変えておくべきだった。
ならばいつ移行するか、今でしょ!
さすがに死語だった。
ちょっとテンションが上がり過ぎかもしれない。
とにかく、既存のURL構造を壊してでも移動しようと思ったのだ。
kotet.github.io -> blog.kotet.jp
というわけでドメインを取得して、サイトジェネレーターも Hugo に変更した。 まだちょっと編集の見落としがあるかもしれない。 Google Domains から取得しようと思ったのだが、汎用 JP ドメインでは whois 情報を非公開にできないらしくスタードメインを使うことにした。 家族に迷惑がかからなければフリー住所でも別に良いとは思っているが、 自分の個人情報は今現在そのまま家族の個人情報でもあるのでしかたない。
blog.kotet.jp だとかなりの文字数を入力しないとサジェストが働かなくてちょっと不便かもしれない ( 自分の環境では kotet.github.io のときは “k” 1文字でサジェストされていた )。
今の所 kotet.jp を含め blog.kotet.jp 以外では何も公開していない。 そのうちブログではない何かを作るかもしれない。 メールアドレスとかも kotet.jp にしたい。
Hugoにして良かったこと
速い
とりあえず雑にすべての記事を移行したのだが、とにかく生成が速い。 Jekyll のころに何秒もかかっていたフルビルドが0.2秒で終わるようになった。
Block template
テンプレート機能がJekyllに比べてはるかに便利になった。 「このページだけ<head>内にCSSを追加」だとかが条件分岐を書かずにできるようになった。
Tag機能が便利になった
Hugoにはタグとかカテゴリのサポートのための機能がある。 それのおかげでタグ毎に専用のページが作られるようになり、 しかもその一つ一つにRSSフィードが配置されるようになった。 これのおかげで、D言語関連の記事だけサブスクライブするなどが可能になる。
読者として見ると、個人ブログは企業サイトや情報サイトと比べ興味のない記事がノイズになるので、 特定のタグだけ見ることができるというのはとても嬉しい。 また、書き手としても読者層を気にせずどうでも良い記事を量産できるので良い (良くない)。
というわけで
これからこのサイトは blog.kotet.jp である。 こんなドメインを取ってしまったので、当分改名ができなくなってしまった。