この記事はQiitaに投稿されたものの転載です。
自分の記事を見て友人がD言語くんになったので記事を代理投稿する。D言語クラスタが怖いのか頑なに匿名を希望するため文中で仮名を使用している。リンクのついていないイラストはすべて彼の描いたものであり、クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されている。
〜D言語くんの分裂に関する更なる考察〜
友人が期末考査2日目のテスト後のスタバにて公開前の新説を出して危うくキャラメルマキアートを噴き出しそうになった事から全ては始まる
私はこう思いました
「D言語くんについて一筆書きたい」
その一心であり決して友人のview数が伸びてるから何となく妬ましいとか、そういう訳ではないのです
とりあえず新説するには知能が足りなかったので、考察を深めようと思ってここにD言語くんの単為生殖について深めた考察を展開しようと思うました
ここで参考とするのは@gobori氏と、我が友@kotet氏でありますが、実際に考察を深めるのは@gobori氏の提唱したD言語くんの単為生殖についてである
とりあえず両氏により求められたD言語くんについての結論は以下の通りでした
- D言語くんは生殖方法が何であれ必要であり、D言語くんは某究極生命体のように生殖行動が不必要という訳ではない。
- →故にD言語くんは、外敵が存在しない環境もしくは寿命以外に於ける死亡要因が存在しないに置かれている限り、そのままであると鼠算式に増えていって世界はD言語くんに包まれてしまう。
……然しながらそれは起こっていないのです。D言語くんはそんな世界を包む程確認はされていませんから。1
つまり、D言語くんは個体数が減るという外敵が存在する環境ないし寿命以外に於ける死亡要因があると言えるのでは無いでしょうか。
ではここで更に考察を深めようと思います
まず外敵が存在する環境についてです。
これは恐らく他言語が存在するのでしょう。何とは言わないが英文字3番目っぽい言語だとか多分そんな所だと思います。
D言語くん新宿に現わる pic.twitter.com/aRCIO4Do8G
— FETバスターA.C.S. (@ishtarmk2) 2016年12月18日
外敵が存在するというのは自然界に於いても実際に確認されており、それは爆発的増殖を防ぐ大自然によりもたらされる抑制装置なのです。
しかしこれはD言語くんは当てはまらないと言えるのです。
それは何故か。
それはD言語くんが常に存在しているからである。
@gobori氏は増殖について、
D言語くんは並列でふえることができない。よって繁殖期のD言語くんは常に1匹である。もしお腹があるD言語くんを見つけても、そっとしておいてあげよう。
と言及している。
常に1匹であり、現在までD言語くんの存在が確認されているという事はD言語くんの繁殖期に阻害等が起こっていないのであり、D言語くんのDNAが受け継がれている(分裂している)証拠である
そしてそれは1度も途絶えることは無かったという事より
D言語くんには外敵が存在しないと言えるのではないだろうか?
……ここで更なる問題が発生する
では外敵が存在しない事で減ることないD言語くんは何故世界を覆い尽くさないのか
というものです
確かに外敵が存在しないならば単為生殖だとしても減ることは無い。それに加え単為生殖によって本来ウイルス等大発生時によるボトルネックの望みも薄いが、今までD言語が途絶えることは無かった事よりそこの問題は無視して構わないでしょう。
要するに『死なないD言語くんはどうやって死んでるの?』みたいな哲学が発生する。
お気づきの方も居るだろう……
そこで出てくるのが寿命以外に於ける死亡要因だ。
人間のみならず生物にはアポトーシスというのが存在する。
細かい説明を省くとプログラムされた死である。
ここで注意して欲しいのは寿命とアポトーシスは別物であるという事です。2
プログラムされた死とは、特定の期間や特定の状況下に於いて発生します。
本来なら自身を即座に死に至らしめるアポトーシスなどは殆ど存在しません。
然し、身体を死に至らしめる程のアポトーシスが発生すれば当然死ぬという事であり、D言語くんはそれによって爆発的増殖が防がれているのではないだろうか。
こう、生命活動(心臓とか)を止めるアポトーシスとか。こらそこ、それを寿命と言うのでは?とか言わないで下さい
ホラ、あれです。この身体を死に至らしめる程のアポトーシスは、生命力あり余ってるけど「死亡の時間やで彡( )( )」って感じに死ぬって思ってください、つまり別物として区分してるんですお願いします。
……生物にそれは不利であり、自己保存ないし種の存続を第一と考えるのが生物というものだから有り得ないのでは?と思うかも知れないだろう。
しかしそれは木村資生氏によって提唱された『中立説』を基にすれば、自身に対して不利益な成長というのは説明がつく
例:バビルサ……中立説に基づき、必ずしも自己に有利な進化をする訳では無いという中立的な進化により現代まで種は存続された。結果として下顎の牙が成長し過ぎて自身の脳天に刺さったり、その牙が成長し過ぎて顎の開閉が困難になり餌の摂取に難航する等、明らかに不利益な進化の結果が起こっている
取り敢えずさて置き、察しの良い皆様は1つ気がついた事があるのではないでしょうか
『プログラムされた死』 ・・・・・・『プログラム』
D言語=プログラミング言語
プログラミング言語=プログラムを組むのに必要なモノ
アポトーシス=死というものについて組まれたプログラム
つまり、D言語くんはD言語によってDNAにアポトーシスという死のプログラムを組まれていたのです。
結論
D言語くんが増え過ぎないのは外敵がいないけれどDNAにプログラムされた死……アポトーシスによりが極短命であるだからそれは寿命なのでは?とか言わない
そしてD言語くんのDNAは全てD言語によってプログラムされているのではないのかという新説をこの結論を書いてる時に思いつき、誰か書いてくれないかなぁと思っていたらこの方が既に書かれていましたので、こちらもどうぞ D言語くんのAAになっているD言語で書かれたquine
タキシード仮面(仮名)より
それはそれとして
D言語ではstd.file.thisExePath
で自身の(現在の実行ファイルの)フルパスを得られる。これを使って以下のように神の名を唱えながら死んでゆくアプリケーションが作れる。
import std.stdio;
import std.file : thisExePath,remove;
void main()
{
writeln("D-man is GOD");
remove(cast(char*)thisExePath());
}
【悲報】本文を打ち込み終わった後に地球を包む程のD言語くんが発生するゲームが発表されました ↩︎
※寿命は複数説ありますが、アポトーシスは細胞の死が遺伝子によって既に決定されています。例えばオタマジャクシからカエルに変態する際に尻尾がなくなるのはアポトーシスによるものである。詳しくは生物の教科書開くかGoogle先生に聞いてください。 ↩︎